こんにちは!フィギュア買取研究所のこーりーです。
突然ですが、地震対策はばっちりですか?
自宅の家具家電だけではなく、フィギュアの地震対策も重要です。
今回の1月1日の能登半島地震も凄まじい揺れだったようです。。。
この度の地震により犠牲となられた方々に、謹んでお悔やみを申し上げます。
また被災されました皆様にも心からお見舞い申し上げます。
まずは、人間や命あるものが安全に助かる方法を日頃から準備しておくことが一番大切ですが、自分の大切にしている「物」にも愛情を注いで守ってあげてください。
ご存じの通り、日本は地震大国と呼ばれているほど地震の発生率は高く、いつどこで起こるか分からないからこそ、日頃の対策が大切になってきますよね。
もし思い入れのあるフィギュアが、地震で転倒した影響でパーツがカケたり折れたりしたらショックですよね。
今回は日本に住んでいるならぜひ確認していただきたい「フィギュアの地震対策」について、見落としがちなポイントを徹底解説していきます。
ぜひご参考ください。
フィギュアの地震対策みんなはどうしている?
日本は地震大国と呼ばれるほど世界的に見ても地震が多い国です。
自然現象である地震は、今の科学の力を以てしても予測がつきません。
そのためあらゆる地震対策グッズも登場しており、すでに家具家電に対して対処されている方も多いかと思います。
しかし、フィギュアの地震対策は完璧ですか?
地震が起きたタイミングで家にいるとは限りませんし、仮に家にいたとしても、フィギュアの転倒を防げなければ意味がありません。
ここではフィギュアコレクター達は実際にどのような対策をとっているのか、SNSからの情報をもとに例をいくつかあげています。
ぜひご参考ください。
このように、皆さん様々な方法で地震対策をされているのがお分かりいただけるかと思います。
ぜひこれからお伝えしていく地震対策の中で、できそうなものから気軽に試してみてください。
飾ることに溢れているフィギュアの処分を検討しているならこちらの記事を参考にしてください。
フィギュアの宅配買取ではなく出張買取にフォーカスしてご紹介しています!
地震で大切なフィギュアが破損してしまった・・・実例
ここではフィギュアの地震対策をすることへの重要性を感じてもらうため、あえて地震によりフィギュアが破損した事例を集めてみました。
やはりイメージがつかないと、その重要性はなかなか理解しにくいもの。
また、「もし転倒したら元の位置に戻せばいいだけ」と思われがちなフィギュアですが、実は経年劣化に伴いフィギュア自体が脆くなっているのも問題。
言い換えれば、管理方法次第ではフィギュアは小さな衝撃で破損してしまう可能性も高まるということです。
ですのでフィギュアの管理方法と合わせて転倒防止の対策をしっかり取り、大事なフィギュアが破損する可能性を最小限にしていきましょう。
そもそもなぜフィギュアは経年劣化するのか?
その原因は過去の記事でもまとめているので、ぜひご参考ください。
フィギュアディスプレイの安全な配置と固定方法:フィギュア編
フィギュアディスプレイにおいて、フィギュアを固定する方法は非常に重要です。
フィギュアは美しいポーズや姿勢で展示されることが求められますが、安定感のないディスプレイでは、フィギュアが崩れたり倒れたりしてしまう可能性があります。
そこで、フィギュアをしっかり固定するためには、いくつかの方法があります。
そもそもフィギュア自体を固定していなければ、小さな揺れでも転倒のリスクは高まります。
例えば人型フィギュアは、床との接地面が両足のみに頼ることも多く、両足だけでバランスをとるのは困難です。
そこで具体的なフィギュア固定方法を3つご紹介します。
- 固定用シール
- フィギュアスタンド
- EX=釣り糸・ピアノ線
固定用シール
固定用シールとは、フィギュアそのものに接着力のある両面シールを貼って固定する方法です。
フィギュアディスプレイにおいて固定用シールは非常に重要で、特に地震対策用として使用しているコレクターは多いのではないでしょうか?
これらのシールは、フィギュアが揺れたり倒れたりすることを防ぐ為お気に入りのシーンを再現する為、台座や壁に固定する際に役立ちます。
また、これらはフィギュアと棚や壁などの接地面を固定するだけではなく、フィギュアに小物を持たせたりすることにも使用できます。
固定させている部分が目立たないのも特徴です。
ただし、シールを使用する際には、フィギュアやディスプレイの素材や表面の特性を考慮しなければなりません。
例えば、柔らかい素材のフィギュアやデリケートな塗装が施されたフィギュアの場合、シールが剥がれる可能性があるため、注意が必要です。
また、壁や天井の素材によっても固定用シールの選択が異なります。
壁紙やペンキが傷つく可能性がある場合、取り外し可能なシールを選ぶことが重要です。
フィギュアディスプレイにおける固定用シールの使用は、地震時の安全確保に役立つだけでなく、日常的な揺れや事故からフィギュアを守るためにも重要です。
基本的には以下の4つの種類が一般的です。
- シリコンシートタイプ
- 両面テープタイプ
- 液状タイプ
- 合成ゴムタイプ
製品 | メリット | デメリット |
シリコンシートタイプ | すでに小さくカットされているものも多く、扱いやすい。 伸縮性がいい。 しっかり接着、でもはがしやすい。 | 固定面積が大きいものには向かない場合も。 |
両面テープタイプ | テープ状になっており、自分で好きなサイズに切って調整可能。 固定面積が大きいものにおすすめ。 | 固定面積が小さいものは切るのが手間。 |
液状タイプ | 凹凸のある場所にもしっかりフィット。 粘着力も強く、他と比較しても重いものにも対応可能。 | 最初に接着した面が素材ごとはがれる可能性もあるので注意が必要。 |
合成ゴムタイプ | 素材自体が柔らかく、粘土のようにこねて自分の好きな形状に成形可能。 シートタイプや両面テープタイプより使い勝手もよく、液状タイプのように乾かす手間もない。 短期的な使用におすすめ。 | 直射日光で柔らかくなりやすく、長時間そのままにしておくと溶ける可能性もある。 |
詳細は過去の記事に記載しているので、ぜひ合わせてご確認ください。
フィギュアスタンド
フィギュアスタンドも、固定用シール同様フィギュアそのものを固定し、フィギュアや装飾品を支え、安定させるための特別なデザインが施された台座です。
地震時には、揺れによって動きやすい家具や小物類が倒れる危険性が高まりますが、フィギュアスタンドがしっかり固定されていれば、フィギュアや装飾品が倒れることなく安全に保たれます。
フィギュアスタンドは市販されており、種類やサイズも豊富ですので、自宅やオフィスなど、多くの場所で簡単に利用することができます。
もしフィギュアにアクロバティックなポーズをさせたい場合などはこちらのフィギュアスタンドを利用するといいでしょう。
また、「大切なフィギュアに直接固定用シールを貼ることに抵抗がある…」という場合は、ぜひフィギュアをフィギュアスタンドで固定し、そのフィギュアスタンドを固定用シールで棚などに固定してみてください。
こちらも過去の記事にフィギュアスタンドの選び方を記載しているので、ぜひ合わせてご確認ください。
EX=釣り糸・ピアノ線
ここではおまけとして、比較的簡単に対策できる方法として棚に釣り糸やピアノ線を張る対策をご紹介します。
フィギュアの腰あたりの位置に釣り糸やピアノ線を張ることで、気軽にフィギュアの転倒防止対策が可能です。
また、壁や棚に固定されたフックやアイループに釣り糸やピアノ線を結びつけ、それをフィギュアの一部や台座に取り付けるという方法でもOKです。
これらの方法により、地震発生時にもアイテムが安定して倒れることを防ぐことができます。
すでに釣り糸など持っている場合であれば新しく購入することなく試せますし、手軽です。
糸が細いので、フィギュアの外観を損なうこともないでしょう。
フィギュアディスプレイの安全な配置と固定方法:フィギュアケース編
フィギュアケースとは、フィギュアを保管・陳列する透明なボックスのことを指します。
地震が発生すると、揺れによってフィギュアが落下したり、破損や損傷の危険性が高まりますが、フィギュアケースを使うことでそのリスクを回避することができます。
フィギュアケースは、耐震性のある素材で作られており、揺れに強く設計されているので、揺れ自体で壊れることはないでしょう。
また、フィギュアをしっかりと固定するためのスペースもあり、転倒や移動することを防ぐことができます。
さらに、透明なケースでフィギュアを保護するため、埃や日光からも守られます。
フィギュアケースは、美しいデザインの展示ケースとしても利用でき、フィギュアをより魅力的に見せることもでき、大切なコレクションを守るためにも、地震対策としてもフィギュアケースを持っておいて損はありません。
フィギュアケースは様々な種類があるため、ぜひ好みによって使い分けてみてください。
ここでは代表的なフィギュアケースを3つご紹介します。
- 水槽タイプ
- 扉式タイプ
- ラックタイプ
水槽タイプ
水槽タイプとは、台座にカバーを被せるフィギュアケースのことを指します。
金額的にも安価なものが多く、自作もしやすいのがこのタイプ。
重ね置きも可能で、一番シンプルな作りです。
もし求めるサイズや特徴の水槽タイプのフィギュアケースが見当たらなければ、自作してみてはいかがでしょうか?
過去の記事では、そんなフィギュアケースの自作方法についてまとめています。
こちらもあわせてご確認ください。
扉式タイプ
扉式タイプとは、ケースが横から開閉可能なタイプのフィギュアケースを指します。
同じフィギュアケースを重ね置きしても、扉を開いて配置変更が容易にできるのがポイント。
壁掛けができるものなど、様々なタイプがあります。
扉式なので、地震時に勝手に扉が開かないように対策をしておくと安心です。
ラックタイプ
1つの家具として完成されたラックタイプのディスプレイケースがこちらです。
フィギュアの数が多い場合におすすめで、収納力が高い点がポイント。
すでに棚として完成しているので、水槽タイプや扉式タイプのケースを重ねるよりも、安定性が増します。
種類 | メリット | デメリット |
水槽タイプ | 金額的に安価なものが多い。 自作もしやすいシンプルな作り。 | ケースを重ね置きすると中に入れたフィギュアの入れ替えが面倒。 |
扉式タイプ | 置き型や壁掛け型があり、ケースを重ね置きしてもフィギュアの入れ替えが容易。 | 地震時に扉が開きフィギュア転倒の恐れがある。 |
ラックタイプ | 家具として完成している。 収納力が高い。 | 家具転倒の対策を取る必要がある。 |
フィギュアディスプレイの安全な配置と固定方法:棚編
フィギュアを飾る棚そのものの対策も重要です。
どんなにフィギュア自体やディスプレイケースを固定していても、それを飾る棚が倒れたり、棚からディスプレイケースから落ちればフィギュアは危険に晒されます。
特に地震対策の代表例として、食器棚に対する対策を思い浮かべてみてください。
食器は一度でも落とすと割れてしまいますので、そうならないためにかなり厳重に対策を講じていませんか?
フィギュア棚の地震対策もそのイメージに近いのですが、ここでは具体的に3つご紹介して行きますので、ぜひご参考ください。
- 窓ロック・扉ロック
- 棚を壁や天井に固定すう
- 棚を床から支える
扉を固定する
もし棚に扉がついているタイプであれば、こちらの窓ロック・扉ロックでの対策がおすすめです。
棚の扉は磁石などで固定されているので安心しがちですが、地震などの大きな揺れで棚自体が大きく揺れれば、その反動で扉が開く危険性も出てきます。
そうならないためにもぜひ扉が開かない対策を取り入れてみてください。
こちらは「猫型の安心扉ロックABA-40ブラック」753円(税込)です。
インテリア性も残しつつ、扉が勝手に開くことを防ぎます。
粘着テープで扉に固定するタイプなので、接着面に凹凸がない場合の利用がおすすめです。
棚を接地面に固定する
棚の固定方法はいくつか方法があります。
棚の種類によって有効な方法が異なるので、ぜひ以下をご参考ください。
こちらは「家具転倒防止ポールL、取付高さ50-75㎝、耐圧200㎏」2,296円(税込)です。
もし棚と天井の距離が短い場合にはこちらの方法で固定するといいでしょう。
しかし棚と天井に圧をかけて固定させるため、天井が柔らかい場合や固定できない場合は他の方法を試してみてください。
こちらは「耐震ストッパー耐震度7」2,782円(税込)です。
耐震性に関して実証実験済みのストッパーで、特殊粘着剤を使っているのがポイント。
そのため、棚と壁を強力に固定してくれます。
賃貸などで壁に穴があけられない場合でも手軽に対策をとることができる方法の一つです。
こちらは「転倒防止グッズ」1,199円(税込)です。
ねじでしっかり棚と壁を固定できるほか、ワイヤー式なのでラックタイプの棚にも対応できます。
壁によってはねじが刺さりにくかったり、逆にねじを刺しても抜けやすい場合などもあるため、その場合は別の方法を試してみましょう。
棚を床から支える
棚下にストッパーを挟み込む地震対策も手軽に取り入れることができる方法の1つです。
こちらは「家具転倒防止安定板ふんばる君」1,110円(税込)です。
ねじやくぎが不要で、半透明で目立ちにくいので棚の下に敷くだけで手軽に転倒防止対策ができます。
ただし、転倒防止対策がこの方法だけだと強い揺れに耐えきれずに倒れてくる恐れもあるため、ほかの方法と併用して取り入れるといいでしょう。
方法 | メリット | デメリット |
扉を固定する | 扉式の棚に有効。 | 接着面に凹凸がある場合は使用できない。 |
棚を壁や天井に固定する | 天井から固定するタイプや壁に粘着剤やねじで固定するタイプがある。 | 壁や床の形状や強度によって使い分ける必要がある。 |
棚を床から固定する | 棚下に敷くだけの簡単取付。 棚や床に一番キズや汚れが残らない方法。 | この対策だけだと、大きな揺れがきた場合には転倒のリスクがある。 |
地震対策は何か一つに頼るのではなく、複数取り入れることを検討してみましょう。
カイトリワールドは、破損・カケているフィギュアも買い取ってくれる可能性があります。
もし、地震でフィギュアが破損してしまっても諦めないでこちらの記事を参考にしてください!
フィギュアは地震保険の対象になることも!
今まで様々な対策方法をお伝えしてきましたが、どんなに地震対策を徹底していても、全てを防ぐことは残念ながら不可能です。
もし地震によりフィギュアが転倒、破損した場合は、地震保険の家財補償の適用有無を確認してみましょう。
家財補償とは、自宅屋内に置いている家財に対する補償のことを指します。
なんと以外に思われるかもしれませんが、地震によりフィギュアが破損した場合は「家財補償」の対象になることがあるんです!
保険会社への確認は必須ですが、補償範囲に「おもちゃ」が含まれていれば対応できるかもしれません。
やはりどんなに地震対策を講じていても、100%その被害を防ぐのは不可能です。
被害は最小限に、そしてもし被害を受けても給付金額を申請できるように、日頃から情報を収集しておきましょう。
まとめ
今回は、フィギュアの地震対策についてまとめてみました。
フィギュアは経年劣化に伴い、少しの衝撃でパーツが欠けることがあります。
これは何もフィギュアに限った話ではありませんが、やはり大切にしているフィギュアこそ丁寧に扱いたいもの。
地震大国と呼ばれる日本だからこそ、万が一に備えてフィギュアの保管方法にはこだわってみませんか?
しかし、どんなに対策をとっていても、転倒による破損の可能性はあります。
その場合はぜひ諦めるのではなく、一度地震保険の適用が可能かどうかを確認してみましょう。
保険適用で得たお金でフィギュアを新たに購入したり、あるいは修理業者に依頼するのもありかもしれません。
大切なフィギュアを長く大切に楽しむために、この記事が参考になれば幸いです。
過去の記事では、フィギュア収集を始める際のコツや注意点、そして「そもそもフィギュアってどんな種類があるの?」という点をまとめています。
ぜひご参考ください。
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