こんにちは、フィギュア買取研究所のこーりーです。
フィギュアを組み立てようと思ったら台座にはまらない!?そんな経験があるあなた。
せっかく手に入れたフィギュアなのに台座にはまらないと困りますし、綺麗に飾りたいですよね。
今回はそんな悩みを解決できる、フィギュアが台座にはまらない時の対処方法をご紹介します。
フィギュアが台座にはまらなくて困った人の対処法など実際の口コミも紹介していきます。
ぜひ参考にしてみてください!
【素材別】フィギュアが台座にはまらないときの対処法
フィギュアが台座にはまらない時の自宅でできる簡単な対処法を紹介します。
しかしその前に、フィギュアはどのような素材でできているのかを知っておきましょう。素材ごとに適した対処法があります。
あなたのフィギュアはどの素材でできていますか?
別に読む必要のない方は、すっ飛ばしてください!
代表的な素材は以下の通りです。
- PVC
- ABS
- レジン
PVC(ポリ塩化ビニール)
PVCとはポリ塩化ビニールのことで、塩ビと呼ばれることもあります。
PVCの特徴をご紹介しておきます。
この素材は柔軟性があり加工しやすいため、多くのフィギュアに使われています。経年劣化も比較的少ないので、フィギュアに使われている素材としてはメジャーな素材です。加工性能の良さからフィギュアだけでなく上記のように衣料品にも使われています。
ABS(アクリロニトリル・ブタジエン・スチレンの略称)
ABSは3種類の有機化合物を結合させた合成樹脂のことです。硬く折れにくいので丈夫であり、光沢性があるのでさまざまな工業品にも使われています。
レジンキャスト(合成樹脂)
レジンキャストとは合成樹脂のことです。ポリウレタン樹脂が使われており、型に流して成形します。レジンは100均でも販売されており、比較的手に入りやすい素材です。
しかしフィギュアに使われているレジンは高い技術力が必要で、PVCなどの完成品フィギュアに比べて高価になります。
まずはあなたのフィギュアがどの素材でできているのかを確認しましょう。
以下では素材別の対処法について紹介します。
PVC、ABSはお湯やドライヤーであたためる
簡単でメジャーな方法がフィギュアをお湯につけることです。
足の部分をお湯につけ、やわからかくなってきたのを感じたら、片足を台座にはめて固定します。もう片方の足をゆっくり押し広げながら反対側にもはめ込みます。
注意点として、お湯で温めるときは素材によって適温が違うということです。
多くのフィギュアの素材として使われているPVCの場合、素材が柔らかいので40度前後が適温です。あまりにも高熱だと塗装が剥げたり溶けたりする可能性があるので気をつけましょう。
ABSは硬めの素材なので、80度前後の少し高めの温度のお湯を用意して温めるとやわらかくなりやすいですよ。
また、ドライヤーで温めることによってフィギュアを柔らかくできます。お湯を用意する必要もなく、自宅にあるものですぐに対応できるので一番簡単な方法と言えるでしょう。
ジークフリートさんのプライズフィギュアが台座にはまらない件↓ アドバイス頂きドライヤーで様子見ながら温めてはめてみてを繰り返したらはまりました!大感謝です
・ドライヤー近づけすぎない ・30秒〜1分弱程様子見つつ ・フィギュア入ってた箱に入れ足元側から温め。靴底の凸部分に当てたり。
中町町@qigepoxi
ドライヤーを温風に設定したら、フィギュアの柔らかくしたい部分に風を当てます。
これにより、お湯につける方法と同様の効果が得られます。柔らかくなったらゆっくり動かして調節しながら台座にはめてください。
ドライヤーとフィギュアの距離が近すぎると熱くなりやすいです。お湯につける方法と同様に、やりすぎると溶けてしまう原因にもなるので適度な距離を保って温めましょう。
レジンキャストなら穴を拡張する
レジンキャストのフィギュアをお湯であたためてもPVCやABSのように柔らかくなりません。
むしろ熱を加えすぎてしまうと大きく変形してしまい修正が効かなくなる可能性もあります。
レジンは温めて調整することができないということを覚えておいてくださいね。
この場合は台座やフィギュアの穴を拡張して、台座にはまるようにしましょう。
フィギュアを差し込むダボ穴(凹部分)が狭い場合は、穴を拡張することで解決します。
拡張に使える道具は以下のようなものがあります。
- ドリル
- ハサミ
- デザインナイフ
ドリルを使う場合はダボ穴やダボ(凸部分)とほぼ同じ太さの刃を使用しましょう。
穴に差し込み様子を見ながら削り広げていきます。
勢いよくすると貫通してしまったり、広がりすぎたりする恐れがあるので、少しずつ慎重に行うのがポイントです。
ハサミは片側の刃先を使用し、削るようにして徐々に穴を広げていきます。
ハサミは刃先が大きく細かい作業には不向きなので、慣れていない人はデザインナイフの使用がおすすめです。
台座を自作する
上記の方法を試してもうまくいかなかったり、失敗してしまうのが怖いと感じたりする人もいることでしょう。その場合は、台座を自作するという方法もあります。
台座を自作すると聞くと専用の工具やスキルが必要で難しそうに感じるかもしれませんが、そんなことはありません。
誰でも簡単に台座を自作することができますし、基本的な材料はすべて100均で揃いますよ。
以下のような方法で台座を作成できます。
- 好きな台座に穴を開ける
- マグネットテープを使う
- おゆプラを使う
好きな台座に穴を開ける
まずは自分好みの台座を100均などで用意します。
コースターとして売られているものや、アクリルの板や木の板など好きなもので大丈夫です。
このとき、台座にフィギュをはめるために穴をあけるので、フィギュアの足裏のダボの長さよりも厚みがある板を選びましょう。
あとはフィギュアを差し込む位置を確認し、マジック等で印をつけます。
フィギュアについているダボの直径も確認したら、同じサイズのドリルやはんだごてを使用して慎重に穴を開ければ完成です。
ドリルは100均では売っていませんが、ドリルの先端につけるドリルビットは100均でも取り扱っているので、ダボと同じサイズのドリルビットがなければ100均を見てみてください。
台座を自分好みにデコレーションすれば、キャラクターの魅力がより一層際立つのでおすすめですよ。
マグネットテープを使う
マグネットテープは、フィギュアの足裏にダボがついていない場合に使えます。
好きな台座を用意し、フィギュアの足裏部分と台座にマグネットテープを貼り付けます。ハサミでカットできるタイプのマグネットシートもあるのでちょうどいい大きさにカットしましょう。
フィギュアと台座を合わせれば磁力により自立するので完成です。
このとき、フィギュアの足裏には塗装剥げ防止のために先にマスキングテープを貼り、その上からマグネットシートを貼ることをおすすめします。
ステンレス補助プレートを台座に使えばフィギュアの足裏に貼ったマグネットが張り付き、台座として活躍しますよ。
おゆプラを使う
おゆプラは、おゆにつけて温めると柔らかくなる粘土です。フィギュアの足をセットできるようにおゆプラで形を作れば、簡易的ではありますがフィギュアを自立させる土台となります。
台座の自作と言ってもさまざまな作成方法があるので、自分に合ったやり方を見つけてみてくださいね。
台座の自作についてより詳しく解説した記事もご覧ください。
フィギュアが台座にはまらない原因
フィギュアが台座にはまらない原因としては、以下が考えられます。
- 変形している
- 穴が小さい
- 他の製品との共用である
- D型とO型が違っている
順番に解説していきます。
フィギュアが変形している
フィギュアが台座にはまらないときに考えられる一番の原因は、フィギュアが変形していることです。
先ほど紹介したフィギュアに使われている素材のPVC・ABS・レジンですが、これらは太陽光や紫外線、環境温度に弱いという特徴があります。
そのため、商品の発送中や倉庫・自宅での保管環境が悪かった場合は変形や縮みが起こってしまい、フィギュアと台座の穴の位置が合わなくなるという事態になるのです。
あなたの手持ちのフィギュアが変形してしまわないように、正しい保管方法を知っておくことが大切です。
台座/フィギュアの穴が小さい
ダボ穴(凹部分)が小さく、フギュアが差し込めないことがあります。これは製造の段階でのミスの可能性が高いです。
しかし、穴のサイズが合わないだけであれば、先ほど紹介した穴の拡張で解決できるでしょう。
他の製品との共用品である
フィギュアの台座には、複数種類のフィギュアの台座として使えるように作られている共用台座があります。
しかし、フィギュアの作りが若干違っていたり変形したりすることによってはまらないことがあるのです。
PVCやABSであれば温めることによって解決できることが多いですが、あまりにも位置がずれていたり離れている場合は無理に自分でしようとせず、問い合わせるのがベターです。
D型とO型の違い
フィギュアと台座のダボ穴(凹部分)とダボ(凸部分)にはD型とO型の2種類の形があります。
これはフィギュアによって違うので、最初から凹凸の形が合っていない場合は製造ミスの可能性があります。
削るのもいいですが、明らかな製造ミスの場合は問い合わせをして交換をしてもらうことをおすすめします。
初期不良になるのか?
フィギュアを開封した時点で穴が小さかったり台座の形が違ったりするのであれば、初期不良になるでしょう。
しかし、購入してからしばらく経っていた場合などは保管状況が悪く変形してしまった可能性もあるため、初期不良とは決めつけにくいです。
初期不良と思われる際は、メーカーに問い合わせてみることをおすすめします。
ゲームセンターでゲットしたプライズ品であれば、該当のゲームセンターに連絡をし、交換をしてもらったほうが早く解決するのでまずは聞いてみましょう。
しかし問い合わせて交換などになれば手間と時間がかかってしまいます。場合によっては配送料を負担しなければならないこともあるので要注意です。
フギュアが台座にはまらなかった人の口コミ
SNSを参考にし、フィギュアが台座にはまらなかった人の口コミを紹介します。
無一郎の絆の装フィギュアかわいい
ただ台座に足がはまらない
穴の位置がズレてるんですけど…
どうしたらいいのでしょうか(T_T)
せんり@senri12071
五等分の花嫁一番くじ 三玖ちゃんのフィギュア開封したけど、台座にちゃんとはまらない
これって正常なんでしょうか
あきらか、ハマってないと思うんですけど。 誰か、フィギュア開封した方教えてください
のの@GENE____RATIONS
フィギュアが台座にはまらないと嘆いている人はかなり多く見受けられました。台座にはまらないのはフィギュアあるあるのようですが、あまり頻繁にあると困りますよね。
足が台座にはまらないあそーと冬麗ちゃんフィギュア、問い合わせの返事来てちゃんとしたやつ送ってくれることになった!やった!!
ユウキ@等身大アイテムは実質推しと同居@uk_212spain
明らかに不良品のようだったり自分で対処して壊してしまうかもと不安に感じたりするのであれば問い合わせをするのがいいでしょう。場合によっては交換してもらえます。
「力を込めて無理やり押し込もうとして折れてしまった」といった意見もありました。大切なフィギュアが壊れてしまったらショックで立ち直れません…。
フィギュアの状況に合わせて、温めるなどの対応をするのか問い合わせをして交換をしてもらうのかを決めましょう。
自分の技術を過信しすぎずに、適切な判断をすることが大切です!
フィギュアと台座のその他のトラブル事例
- 樹脂が溶けてベタベタしている
- 台座が割れた
保管状況によってはフィギュアの表面がベタベタになることがあります。これはフィギュアの素材に含まれている可塑剤(かそざい)が原因です。
PVCに配合すると柔らかくなる性質を持っており、可塑剤はフィギュアを成形する上で欠かせません。
しかし可塑剤は時間と共に気化する特徴があります。箱に入れたまま密閉して保管していた場合など、風通しが悪いと可塑剤が表面にでできてベタつくようになるのです。
ベタつかないようにする対策としては、密閉した場所で保管しないことや直射日光に当てないことが挙げられますが、もしもベタついてしまった時も安心してください。
可塑剤によるベタつきは簡単に落とすことができます。
用意するのは中性洗剤だけです。水で薄めた中性洗剤につけ置き、少し時間を置いてから洗い流し拭き取ればベタつきを取ることができます。
とても簡単なのでぜひ試してみてくださいね。
また、不意のアクシデントで台座が割れてしまうことがあります。
フィギュアが台座にはまるように工具で調整しているとき、強く力を入れ過ぎてしまうと台座が耐えられなくなり壊れてしまうことがあります。
また、地震などが起こったときに高さのある場所で保管していると落ちてしまい、飾っていたフィギュアやアクスタ、台座が壊れてしまったという事例もありました。
壊れないようにケースに入れたり高い場所に置かないようにしたりすれば対策ができます。しかし、万が一台座が割れてしまった場合は、先ほど紹介した台座を自作する方法でオリジナルの台座を作ってみてください。
ケースも簡単な材料で自作することができますよ。
まとめ
フィギュアが台座にはまらないというのは残念ながら比較的あるあるな現象です。
PVCなど柔らかい素材のフィギュアであれば、変形して台座にはまらなくなってしまうのは性質上仕方のないことだとも言えます。
しかし、初めてのことだと焦りますし不安に感じてしまいますよね。
自宅にあるもので簡単に対処し、それで解決できることが多いのでまずは上記で紹介した方法を試してみてください。
手放したいと考えているフィギュアがある方は捨てる前に買い取りの検討もしてみてください。ものによっては高値で売れることもあります。ぜひ下記の記事を参考にしてください。
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