こんにちは、フィギュア買取研究所のこーりーです。
今回はフィギュアの保管におすすめな場所5選と、未開封フィギュアの保管方法、劣化させないコツなどを合わせて紹介していきます。
フィギュアの保管方法や飾り方は人それぞれですが、「キレイに保管したい」といった想いは共通してありますよね?
自分のお気に入りの場所に置いて保管したいと思いつつ、
- どこに保管するのがベストなのか?
- 未開封フィギュアの保管にコツはあるのか?
- 劣化させない工夫はあるのか?
- フィギュアの保管、夏場はどうしたらいい?
という悩みがあると思うので、この記事ではその悩み解消するコツや考え方を紹介していきます。
ぜひ最後までご覧ください!
フィギュアの長期保管よりも、まずはフィギュアの整理が先のアナタはこちらの記事を読んでください。
フィギュアのお得な手放し方を詳しく紹介しています!
フィギュアを保管するおすすめな場所5選
まずはフィギュアを保管するおすすめな場所5選を紹介します。
フィギュア保管のおすすめな場所として、お金をかけない所から少しお金をかけてしっかり保管する方法まで詳しく解説します。
①自宅の部屋(フィギュアケースを使用)
まずは、この場所が一番費用がかかりません。
自分の部屋にフィギュアを置く人が一番多いのではないでしょうか。
こちらのようなフィギュアケースは、多くの人が飾る時に使っていますね。
ダイソーでも100~400円ほどで手に入るのでフィギュアのサイズにもよりますが、低価格かつキレイに保管できます。
サイズ感が大きいものであればAmazonなどで2,000~3,000円ほどで購入できるのでおすすめです。
箱から出して飾りながら保管したい人向けで、ホコリや匂いがつかないのでお金を抑えてキレイに保管したい人にはおすすな場所。
特に小さいフィギュアをたくさん集めている人やディスプレイ好きな人は、自分の部屋が向いているかもしれませんね。
②自宅の部屋(通気口付きシューズボックス)
さて、今度も自宅の部屋になりますが、フィギュアを収納するのは通気口付きシューズボックス。
名前の通り本来は靴を収納するためのボックスになりますが、実はフィギュアの保管場所に最適な場所です。
本来は靴をいれるものなので1つ1つのサイズが大きくフィギュアを箱のままキレイに保管ができるのが特徴。
それにホコリや直射日光での劣化も防げますし、通気口があるので湿気が溜まる心配もなし。
価格も2,600円ほどで購入できるのでコスパもいいです。
フィギュアが増えればボックスを買い足せばいいですし、フィギュアを部屋に収納しておくにはスペースを有効に活用できるアイテムだと思います。
③専用の保管部屋
続いてが専用のフィギュア保管部屋。
コチラに関しては今住んでいる家の1部屋を、フィギュアの保管専用にしてしまうという方法で1Rに住んでいる人には少し難しい保管場所になります。
ただ部屋が余っている、もしくはフィギュアのために空けられるなら追加でお金も掛けずに使用できます。
後ほど劣化の原因やNG例で詳しく紹介しますが、キレイに保管しようと思うなら「専用の部屋」が合った方がいいです。
部屋の電気や空調などを管理した部屋があるだけで、いつまでもキレイに保管が可能。
フィギュアをディスプレイして観賞する事が好きな人にはうってつけな環境だと思います。
生活していてうっかりフィギュアにぶつかった、ニオイが移ったなどの心配もないので安心して保管できます。
④宅配型収納サービス
続いては宅配型収納サービス。
こちらはフィギュアに限らずに、洋服や靴、アクセサリーなどの小物をダンボールに入れて預けられるサービスです。
家賃を抑えたい人が夏場は冬物の服や羽毛布団を預けるなどして、生活費を抑えている人も多いですね。
月に数百円で利用できますが、おすすめはフィギュアに特化した宅配収納型サービス。
例えば魂ガレージはおすすめです。
1箱毎の料金になりますがスタンダードコースなら保管料306円/月+専用箱306円/箱で最低612円で利用できます。
デラックスコースだと、それぞれ612円ずつなので1箱なら1,224円/月ですね。
衝撃からフィギュアを守る専用ボックスや、徹底的に温度・湿度管理された最高の環境で保管できるのでキレイに保管ができます。
自分でキレイに保管する自信がない、普段は目に見える所になくても問題ない人にはおすすめのサービスです。
⑤トランクルーム
こちらは少々値段はかかりますが、フィギュアをきっちりと保管して置きたい人向けの場所で「トランクルーム」
サービス内容やトランクルームの場所、トランクルームの広さにより様々ですが料金は3,000~10,000円/月が相場になります。
空調もセキュリティも管理されているので安心できますが、部屋の中まで管理してくれるわけではないので定期的に掃除や乾燥剤などのチェックは必要になりますね。
フィギュアの為に新しく部屋を借りるほどではないけど、もう少しだけスペースが欲しい!そんな人はぜひトランクルームをおすすめします。
未開封フィギュアの保管方法
未開封フィギュアの保管方法について詳しく解説していきます。
結論から先に言います。
フィギュアを未開封のまま長期間保管することは、あまりおすすめ出来ません!
それを前提に以下の文章をお読みください。
ちなみに、私はフィギュアを外箱から出さずに保管する派なので、以下の方法や注意点を実践してますので参考にしてみてください!
フィギュアを未開封の状態で長期間保管する際には、いくつかの重要なポイントがある事はご存じかと思います。
この章以降の「フィギュアの保管に適していない場所」でも説明しているように、フィギュアには保管適正の場所があり、未開封保管の場合にはそれが特に重要になります。
これらのポイントを踏まえて、フィギュアを安全に保管し、その造形や価値を長く維持する方法を見ていきましょう。
フィギュアは高温多湿の環境を避けることが重要
これは、本当に重要です。まじで。
SNSを見ていても夏場の暑さにやられて、フィギュアが変形しているのが見受けられます。
やはり高温多湿の環境はフィギュアの材質に悪影響を及ぼし、変色や変形の原因となります。特に、直射日光の当たる場所や湿気の多い場所は避けるべきで、エアコンの効いた室内や湿度が低めのクローゼットなどが適しています。
私は、この保管環境を維持するために、冷暖房完備のレンタル倉庫を借りています。これなら、年中一定の温度&湿度を保ち、フィギュアを安全に保管することが出来ます。
毎月数千円のコストはかかりますが、今まで集めたフィギュアにダメージが発生してしまう事を考えれば必要コストと割り切っています。
次に、フィギュアの外箱を保護することも大切
外箱はフィギュアの価値や美しさを維持する上で重要な役割を果たします。
私などは、フィギュアとブリスターと外箱を合わせて、一つの作品だと思っているので外箱の保管はとても大事な作業になります。
外箱が破損しないように、新聞紙などで覆うなどの対策を取ると良いでしょう。ビニール等で外箱ごとフィギュアを包んで保管してしまうと、フィギュアのベタつきの原因になるので、通気性の良いもので対策を取るようにしましょう。
未開封のフィギュアを保管する際は、定期的に箱から取り出して状態を確認することが非常に重要
これは、
- フィギュアが劣化していないか、またはベタベタになっていないかをチェックするため
- 箱から出して空気に触れさせ、箱の中を喚起してあげる
この大きな2つの理由によるものです。
結局、この作業をする為に未開封ではなくなってしまいます。
でも、「未開封のまま保管してフィギュアにダメージを与える」と「開封してフィギュアのダメージを軽減させる」ことを考えれば、私は後者を選択して、その対応策を取りたいと思っています。
また、箱から取り出す際は、手袋を着用するなどして、フィギュアに直接触れないようにすると良いでしょう。
意外に人間の皮脂が、フィギュアに汚れを付着させることが多いので、細かいようですが、その辺りにも注意してください!
私は、家の近くのトランクルームを借りてフィギュアを保管していますが、だいたい一か月に一度、トランクルームへ行ってフィギュアを箱から出して換気をするようにしています。
以上のポイントを踏まえて、未開封フィギュアの保管方法について考えてみましょう。
適切な保管方法を実践することで、フィギュアを長期間にわたって美しい状態で保つことができます。
100均グッズを使用したフィギュアの保管方法
こちらの記事では、100均グッズを使用してフィギュアケースを自作する方法を紹介しています。
かなり簡単に自作できますので、参考にしてください!
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フィギュアの外箱とブリスターを保管する方法
フィギュアをケースに入れて、ディスプレイするコレクターの方々は、ディスプレイした後の外箱とブリスターは、廃棄してますか?それとも保管してますか?
もし、保管するようであれば、こちらの記事を参考にしてください!
外箱やブリスターの保管方法を、詳しく紹介しています!
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夏場のフィギュアの保管に適していない場所や方法
夏場の暑さは、フィギュアにとって大敵です!
その気の抜けないシーズン、フィギュアを守れる保管場所と保管方法をご紹介します。
掃除しづらい場所
基本的には掃除や管理がしやすい場所は、フィギュアの保管に向いていません。
先ほど紹介した宅配型収納サービスなどは別にして、自宅に飾る・保管する場合はフィギュアを取り出したり移動しやすい所に保管しましょう。
基本的に見た目がキレイだと思っていても箱にもホコリや手の皮脂などが付着しています。
そのまま放置していると、ホコリはカビに繋がったり皮脂はフィギュア本体の劣化にも繋がります。
夏場は特に、人間は汗や皮脂が出ますので、素手でフィギュアを触るとフィギュアの劣化を進めてしまいます。
押し入れやクローゼットの中にフィギュアをパンパンに詰め込んでいる方もいますが、それだと掃除するのにも一苦労。
できれば余裕のある場所にフィギュアは保管し、定期的に掃除するようにしましょう。
そうするとキレイな状態で保管ができます。
押し入れ
押し入れなどの通気性が悪い場所に保管するのはやめておきましょう。
風通しが悪いとホコリも溜まりやすいですし、湿気の影響でカビも発生します。
定期的に外に出したり、風を通して空気の入れ替えをしていれば問題ないですが基本的に入れっぱなしは劣化に繋がる原因。
やはり、夏場は気温が上がり、湿度も上がるので、押し入れのような風通しの悪い場所は、フィギュアにとって劣悪な環境になります。
特にフィギュアの数が増えてきて押し入れの奥に追いやられたフィギュアは危険なので、定期的に箱を開けて箱の中の風通しを良くしてください。
外箱に入れて保管しているフィギュアも全て「開封済み」となってしまいますが、カイトリワールドの買取価格は開封済みを前提に付されているので、開封済みのフィギュアを査定に出したとしても減額されることはありません。
カイトリワールドの買取価格は開封済みの商品の買取価格を掲載。有名店舗の買取価格をリサーチしながらより高い買取価格を日々更新しております
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高温、多湿な場所
続いては高温、多湿の場所を避ける。
フィギュアの素材や部屋の室温等にもよりますが、フィギュアを飾っていたり外箱に入れて保管をしていたらフィギュアが変形してしまった例は多くあります。
こうならないためににも、夏場はフィギュアを飾っている部屋又は保管している場所の室温を、出来れば30度以下にしておいたほうがいいでしょう。
上記のツイートのようにフィギュアが暑さで変形してしまいます。
それにデスクトップパソコンの周りに飾る人がいますが、何も対策をせずにそのままでフィギュアを飾るのはあまりよくないですね。
冷却機能があるとはいえパソコン本体も熱を持つので、出来れば距離を取ったり近くに置かなかったりしてみてください。
風通しのいい場所がベストなのでクローゼットなどに入れる場合でも、定期的に空気の入れ替えをしたりサーキュレーターで空気を循環させておくことをおすすめします。
なので梅雨の時期~夏場はとくにフィギュア管理を意識したほうがいいですね。
直射日光の当たる場所
最後は直射日光が当たるような窓際は避けましょう。
これもかなりやってる人がいますがフィギュアには良くないです。
太陽の光に含まれる紫外線が箱やフィギュアに当たると劣化の原因になります。
フィギュアのほとんどはプラスチックで作られており、紫外線を多く浴びることによって変形・変色してしまう可能性があります。
なので窓際に飾ると陽の光と合わさって見栄えはいいのですが、そこに長期間置いておくと大事なフィギュアがダメになってしまう。
春先からどんどんと紫外線が強くなっていきますので、特に注意が必要です。
一時的に飾ったり、置いておくのはいいですが窓際でなくても長期的に直射日光が当たるのは好ましくないのです。
なので部屋の中だからと安心せずに、直射日光が当たらないか?を意識しながらフィギュアを保管しておいてください。
さらに窓際だと夏場は温度が上がり、それもフィギュアの劣化に影響してきます。
タバコを吸う場所の近く
タバコを吸う場所の近くにフィギュアを飾ったり保管するのはNGです。
基本的にベランダがあればそこでタバコを吸うと思いますが、マンションや近隣の住民を気遣って部屋の中で吸う人も多い。
換気扇のあるキッチンが多いと思いますが、部屋で吸う人もいます。
そうなるとそのヤニが箱についたり、フィギュア本体についたりすると劣化に繋がります。
さらに箱に匂いがつくと、フィギュアの買取不可になることもあるのでいい事がありません。
フィギュアの保管で劣化する原因
では次に、フィギュアの保管で劣化する原因を4つ紹介します。
先ほどから保管する場所ごとに様々な劣化の原因について紹介していますが、特に注意するべき4つの原因を紹介します。
直射日光
まずは直射日光です。
直射日光に含まれる紫外線によってフィギュアの劣化や表面の塗装が変色・剥がれることに繋がります。
例えば洗濯バサミをベランダなどで使い続けていたら、全体的に白っぽくなりボロボロに壊れた経験はありませんか?
雨の影響もありますが、まさにあれが紫外線を浴び続けた影響になります。
フィギュアも基本的には素材がプラスチックなので、あそこまで酷くならなくても劣化はしていきます。
もちろん箱も色褪せに繋がりますので、直射日光は避けて保管するようにしましょう。
室温、湿気
続いては室温、湿気です。
室温や湿度が高いと、フィギュアのべた付きや変形に繋がります。
先ほどのtwitterの引用にもありましたように、夏場は特に保管している室温が上がりやすいので、クーラーを有効に使って室温30度以下、湿度50%以下を保つようにしておけば大丈夫でしょう。
ショーケースに飾っている人も実は中には湿気が溜まりやすいので、除湿剤などを置いて風通しを良くしておくのがベストです。
冷蔵庫に入れておくという強者もいますが、そこまでしなくても管理をしていればキレイに保管が出来ます。
部屋の下に湿気は溜まりやすいのです。
床に置いていたり押し入れの下段などは特に溜まりやすいので、梅雨の時期などはエアコンや除湿器を使いましょう。
ホコリ
次にホコリです。
どんなに部屋をキレイに掃除していても、ホコリは発生してきます。
そのホコリによって湿気が溜まりカビが発生して劣化する。
毛布や衣類などはホコリを発生させる原因になるので、フィギュアを保管する場所には置かないor数を減らすのも効果的です。
そもそも発生するのを防げれば、劣化もしにくくなるのでおすすめです。
それと未開封だからと安心している人が多いですが、箱の隙間からもホコリは入るので注意しましょう。
クローゼットの中で一緒に保管するなどはあまり好ましくないので、出来れば別々に保管してみてください。
可塑剤(かそざい)
そして最後は可塑剤(かそざい)。
聞きなれない言葉かもしれませんが、フィギュア本体に含まれている素材の一つです。
フィギュアの基本素材は塩ビニール・PVC・ソフトビニールで、それを柔らかくして加工しやすくするために使われるのが可塑剤(かそざい)。
時間経過と共に表面に出てくる特性があるのですが、風通しが悪いところにあると可塑剤の逃げ場がなくなり表面に付着してべた付きの原因になります。
これは箱に入れてたままでも起こる現象なので、風通しのいい所に保管して時々箱から出してあげるとべた付かずに保管できます。
フィギュアの保管で劣化させない方法
最後にフィギュアの保管で劣化させない方法を紹介します。
ケースに入れる前に入念に掃除
この記事でも紹介したコレクションケースなどに入れておけば、基本的にホコリや傷などは防ぐことができます。
そのまま飾るよりもいいですが、見落としがちなのが入れる前の掃除。
ケース自体ではなくフィギュアの箱や本体をキレイに掃除してから保管するようにしましょう。
入れる前にホコリがついていたり、皮脂がついているとそこから劣化が進行します。
意外にここが見落としがちで「あれ、なんで箱が汚れているの?」という人もいるので掃除が大事。
箱ごと保管する場合も同じなので、本体を傷つけないように軽く掃除してからケースなどに入れるようにしましょう。
箱ごと保管の場合は風に当てる
将来は買取に出す場合や、買ったままの状態で残しておきたい人は箱ごと保管する人が多い。
箱ごと保管しているとフィギュアをそのまま飾るよりキレイに保管できそうですが、実は箱のスキマからホコリが入ってきます。
なので一度開封した後で箱に戻して保管しているのであれば、定期的に箱からフィギュアを出して風に当ててあげましょう。
そうすることで箱の中に湿気が溜まりませんし、フィギュア本体もキレイな状態で残せます。
もしテープも切っておらず、完全未開封で残したい場合は、乾燥剤・防虫剤を近くに置いておきましょう。(ただ、あまりおススメはできません)
箱に入れていると安心しがちですが、空気が密閉されていて可塑剤の逃げ場が無くなりベタ付く原因でもあるので注意してください。
電気をLEDに変える
これは出来ればですが部屋の電気、特にフィギュアがある部屋の電気はLEDに変えるのをおすすめします。
LEDにすると紫外線の量を減らせるので、フィギュアの劣化を防ぐことができます。
もちろん太陽の直射日光などと比べると、微々たる差かもしれませんがそれがキレイに長期保管することに繋がります。
最初に買う時の値段は高いですが、長く使えるのでお財布にも結果的に優しくなるもの。
手間も少ないですし、ちょっとのことでフィギュアを劣化させないのであればやった方がいいです。
ぜひ取り入れてみてください!
それでも長期保管できない場合
色々な方法を実践しても長期保管できなかったり、フィギュアが多すぎて物理的な関係で長期保管できない場合には、こちらの記事を参考にしてください!
まとめ
今回はフィギュアの長期保管におすすめの場所5選と、劣化させないコツなどを合わせて紹介していきました。
改めておすすめの場所をまとめると、
そしてフィギュアの保管に適さない場所と劣化させないためのコツは以下になります。
自分の予算によっていくらでも方法はあるので、この記事を参考にしつつキレイにフィギュアを保管していきましょう。
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